リリースノート 2026

効率分析などに対応したマップ


マップ機能では、トルクや回転数などの入力パラメータを変化させることでマップベースの解析結果を生成する柔軟な計算アプローチを採用しており、広範な動作範囲にわたるシステムの挙動を明確に可視化できます。
代表的な用途は、効率マップに基づく効率解析です。
一般的に、本機能は定数または可変の入力値を用いたクロスオーバーシステム計算や、制限パラメータを使用したクロスオーバー処理による負荷スペクトルの生成をサポートします。結果は、3Dサーフェス、2Dカラー、または線形表現で可視化できます。

REXS V1.7


この新機能により、REXS仕様に準拠したシステムモデルのインポートが可能になりました。FVA(ドイツ駆動技術研究連盟)によって考案されたREXS仕様は、さまざまなソフトウェア間で減速機モデルを交換するための業界標準として設計されています。現在、REXS 1.7までのバージョンがサポートされています。

ショート/ロングリードホブ

歯元フィレット形状を最適化する、または工具寿命を延ばすために、製造工程ではショート/ロングリードホブがよく使用されます。このホブは、歯車の基準歯形と比較して異なる圧力角とそれに応じて調整された歯直角モジュールを有します。「基準歯形」タブ内でショートリードホブまたはロングリードホブを直接定義できるようになりました。この設定は、形状および強度計算に影響が及びます。

GB/T 44846-2024に準拠したプラスチックギヤの強度計算


GB/T 44846に準拠して新たに実装されたプラスチックギヤ専用の荷重容量計算により、プラスチック固有の材料挙動、作動条件、負荷の影響を考慮した強度と耐久性の評価が可能になります。
この計算方法により、性能検証や設計最適化に向けた、規格に基づいた一貫性のあるプラスチック歯車設計の評価が可能になります。
本方法は円筒歯車およびねじ歯車の両方に使用でき、KISSsoft材料データベースに登録されている既存のプラスチック材料を用いた計算にも対応しています。


ジャーナル軸受(すべり軸受)の特性


流体軸受は、特に高速回転軸において不可欠な機械要素です。KISSsoft®は、流体軸受の剛性、減衰、偏心比、平衡時の姿勢角などの特性を解析的に計算します。この計算機能は、スタンドアロンの軸受モジュールで利用できるほか、シャフトモジュールにも統合されています。これにより、より現実的な静的シャフト計算が可能となり、シャフトの動的挙動にも影響を及ぼします。この計算はレイノルズ方程式の解に基づいており、流体軸受内部の潤滑油圧の3次元表現も可能にします。