ISO 6336の改定

2020年5月6日

ISO6336は、平歯車の強度計算におけるもっとも重要な国際規格です。第1部(基本原理、一般影響要因)、第2部(歯面)、第3部(歯元)が改定され、2019年に新たに発行されました。
安全率の計算は前版と比較して一部で大きな変更が見られるため、認定基準で要求される安全率、ひいては将来のギヤ設計に大きな影響があることが予測されます。

これらの変更、理論的な背景ならびにその影響は、弊社の過去のウェブデモでいくつか紹介しています。こちらから、 その録画をご覧いただけます。ここでは、前版と改訂版における強度計算式が比較され、KISSsoftを使って計算式の違いが説明されています。弊社のエキスパートが、風力発電、EV用ギヤの例をもとに、これらの変更点の影響について、安全率の算出値の違いを考慮に入れた上でご説明します。

ISO6336の改訂点はKISSsoft2020年版リリース (モジュールZA10)に反映されています。 ISO6336:2006年版とISO6336:2019年版、双方の強度計算ができるようになっています。